パリの南西、ロワール川河口にある都市ナントから車で東に約30分。サンフィアクル・シュル・メーヌ(SAINT-FIACRE SUR MAINE)村にあるドメーヌです。サンフィアクル・シュル・メーヌは家々が集まっている3か所のコミューンからなり、その内の1つにドメーヌがあります。ここはセーヴル川とメーヌ川の間に位置しています。初代は葡萄を売って生計を立てていましたが、1952年にドメーヌを設立しました。現在は3代目のドミニク・マルタンがワイン造りを行っています。彼の父親であるベルナールも、現役で共にワイン造りから販売まで行っています。所有面積は35ha。(グロプランが2ha 、ミュスカデが33ha)土壌は片麻岩がメインです。ミュスカデは1932年~1974年前後に植樹され、3分の1ほどは伝統的な製法のマルコタージュ(取り木)で株を増やしています。マルタンでは古木や病気などで葡萄がダメになった際、その株ごとを新しい苗木を植えるのではなく、約3aごとに改植を行っています。植え替えの際、ミュスカデVV用の区画では植樹から3年で収穫・醸造が可能ですが、モニエール・サンフィアクルの区画では植樹から7年を要します。
「典型的なミュスカデの味を守ることが大事」と彼らは言っています。
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