アンジュから南へ約50km、ソミュールとコトー・デュ・レイヨンの間に位置するサン・マケール・デュ・ボワにドメーヌはあります。もともとは、代々に渡り葡萄とシリアルを栽培していたタイエ家のジャン・タイエ氏が1970年から自分たちの所有する葡萄からワイン造りを開始。ジャン氏の息子ガブリエル氏と共に2013年までワイン造りを行い、2014年からは知人で現当主のティボー・アンリオン氏が引き継ぎ現在に至ります。ティボー氏が一番大事にしていることは”バランス”。周辺の自然環境に配慮した葡萄栽培やワイン造り行っています。そのため、ドメーヌは葡萄や土壌の個性を大切にしたワイン造りを行うことを目指し設立されたフランスの団体であるテラ・ヴィティス(Terra Vitis)に加盟・認証を受けています。ティボー氏はタイエ家が代々守ってきた葡萄樹を注意深く観察し、中でも特に畑に適して成長している台木を見つけ出し、より土地の味わいを引き出すことを行っています。現在ドメーヌは42haを所有。シュナン・ブランに加えて、シャルドネ、そしてカベルネ・フランを栽培。醸造においてはステンレスタンクを使用。発酵中の温度を常にチェックしながらクリーンで葡萄本来の味わいを大事したワイン造りを行っています。周辺環境への配慮、そして葡萄栽培と醸造に至るまで”丁寧さ”を大切にしている生産者です。
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