シャトー(ドメーヌ)はボジョレーの北部、サン・タムール村と接するラ・シャペル・ド・ガンシャイにあります。設立は1850年代。現在のオーナーは2019年に引き継いだエマニュエル・ベルトラン氏。「ワインはバランス、ピュア、複雑さ、ハーモニーが大切」という信念を元に、2020年には12haのブドウ畑を有機栽培に切り替えました。栽培品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、ガメイ、そして近年ボジョレのエリアで注目されているガマレ種の4種。醸造に関しては自然酵母を用いた発酵、SO2は発酵前と瓶詰め前に極少量のみの添加。ワインは全て軽くフィルターをかけて瓶詰め。
現在4人でワイン造りを行っていますが、その中の1人、日本人の佐藤陽子氏にも注目です。佐藤氏は2015年まで日本国内でワイン講師をしていましたが、さらなる研鑽を積むために渡仏。フランスで醸造技術士の資格等を取得後、ベル・アヴニールに加わりました。「まだ未完成なシャトーですが、日本の方に我々のワインの魅力をお伝え出来たら幸いです」。
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