オーセイ・デュレスはムルソーやモンテリー、サン・ロマンに囲まれた、赤主体の銘醸地です。ドメーヌ・ディコンヌは1919年にピエール氏により設立されました。同氏はムルソーの畑からワイン栽培を始めましたが、非常に表土が薄いため大変な苦労をしたことからオーセイ・デュレスの村の畑も購入しました。現在も当時購入したムルソーの区画、Les Narvaux-Dessousを保有しています。畑の隣には石灰岩がむき出しになっていて、そのすぐ近くには石切り場の跡もみることができます。ディコンヌ家は4代目の当主のクリストフ氏に至るまで代々一人の子息へと畑が引き継がれているため、畑が細分化されずまとまったヴィエイユヴィーニュが数多く残っているところも特徴の一つです。また、3代目のジャン・ピーエール氏はワイン生産者の娘、マリー・ロセ氏と婚姻することにより彼女の畑を引き継ぐことになりました。現在では、オーセイュレスを代表する3大生産者の一つとも言われ、クリストフ氏を中心にオーガニック肥料を使用した自然なワインの造りを手掛けています。ムルソーやオーセイ・デュレスの畑ともに、11,100本/haの密植栽培を行います。
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