• ワインスクール
 

ドメーヌ名「ヴィラ・テンポラ」とは「時の家」という意味。畑、ワイン共に納得のいく状態にするには待つための「時間」が必要。その為の家という意味です。 当主はアガット氏とアモリ氏。2人の出会いはお互いにワイン造りとは無縁な2006年にアフガニスタンでNGO(世界の貧困、環境問題などに取り組む団体)活動を行っていた時でした。 アモリ氏はパリで生まれ、ブルゴーニュで育ちました。ポマールやヴォルネの村には親戚がいて、ペルナン・ヴェルジュレス村のボノー・デュ・マルトレイで数年お手伝いをした経験もあり、当時から「近い将来ワイン造りを行いたい」と言う夢を持っていました。その夢の実現の為、2013年にはモンペリエの専門大学でワインづくりのために醸造学と栽培学を学びマスターを取得しました。その研修の一環でラングドックの別々のワイナリーで3回の醸造を行った際、その中のひとつの生産者が現在の彼らのように、新しくワインづくりを始める「ネオ・ヴィニュロン(現地ではこのように呼ばれています)」であり、アモリ氏にとっては新鮮で刺激をうける存在となりました。 アガット氏も同じくパリで生まれ、ボルドーで育ちました。NGO活動後、ナチュロパティ(伝統西洋医療、植物療法。ホメオパシー)の仕事をペゼナスの地で行います。その際に自然(ナチュラル)に対する意識に芽生えはじめた中、近くの有機認証を得ている6haの畑を持つ生産者が廃業するお話しを聞き、このタイミングでアガット氏はアモリ氏を誘いその畑を購入。2017年よりドメーヌを開設し、ワイン造りを行うようになりました。現在の畑の所有面積は10ha。アモリ氏が醸造担当で、アガット氏が畑を担当しています。 かつてラングドックでは量を求めた質の良くないワインが量産されていたが、ここは地形的に丘になっており、土も素晴らしい。1980年くらいからラングドックでもそうしたテロワールを活かした質のいいワインを造ろうという良い世代が現れました。しかし最初は、どちらかというと現地の品種というよりはカベルネ・ソーヴィニョンやカベルネ・フランなどボルドー品種を好んで植樹しました。一方で自分たちを含む新しい世代(ネオ・ヴィニュロン)は、この地には素晴らしいテロワール、そして素晴らしい伝統品種があると考えます。例えばカリニャンやシラーなど様々な昔からのラングドックの品種。そういった品種は、平坦なところでは凡庸になってしまうが、自分たちが所有している畑のような傾斜になっている土地にうまくマッチし品質の高いワインが出来るのです。更にこの地にはアルジロカルケール(粘土石灰質)、ヴィラフォンシャン(ローヌのような丸い小石)、シスト(片岩)、バザルト(玄武岩)といった様々な種類の素晴らしい土壌があることも魅力でした。 これらのポテンシャルをより忠実に表現するために醸造面でも気を配ります。野生酵母での発酵、試験的に土器のアンフォラを導入、強い抽出を避ける為、ルモンタージュのみでピジャージュは行わない、So2(酸化防止剤)を最小限に留める。新樽は使わずに古樽のみでの熟成。ワインは基本アンフィルターで瓶詰め(一部軽くフィルターをかける)。このように、この土地ならではの本当のラングドックの個性を表現できるようなワイン造りをしたい。その取り組みこそが自分たちが求めているワインです。 その2人の生粋の自然に対するリスペクトが早くも実を結び、2022年2月フランスの有名なワイン専門紙 「レヴュー・ド・ヴァン・フランス」の特集記事「注目すべき若手52生産者」の中から、彼らが造る「Le Demon du Midi(ル・デモン・デュ・ミディ)2018」が最高得点の92点を獲得し、更にレヴュー・ド・ヴァンの表紙を飾りました。

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