あまり知られておりませんが、ヴィサン村は12~14世紀の間 シャトーヌフ・デュ・パプと同じく ローマ教皇の直轄領であった歴史を持つワインの銘醸地です。ドメーヌ・ラ・ガントランディは そのローマ教皇の所有地だった畑を1850年代に所有し、その後6世代に渡り現在に続く生産者です。またヴィサン村最高と言われるテラス状の地所ル デヴェス(LE DEVES)を最大面積所有しており、ゴブレ仕立ての樹齢50年以上のグルナッシュを中心にテロワール第一に考える力強いスタイルのワイン造りを実践してます。 所有面積は約30ha。畑では化学肥料を使わず、葡萄の搾りカスと羊糞の肥料を用いた自然農法を実践します。収穫は全て手摘みで、発酵は培養酵母を使用せずに野生酵母にて自然発酵を行います。またオリヴィエ氏は他のワインに時として見られる、SO2の添加過多による独特の乾いた香りを大変嫌っており、現実的に可能な限りその使用を抑えるようとしています。酒石酸を固める低温化(クリスタリゼ)も行わず、全てノンフィルターにて出荷します。

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