ローランド・ベッタリーニ氏と姉のイラリアさんがオーナーで1948年創業。フィレンツェとピサの間にあるエンポリの南に60haの畑を所有しています。そのうち30haが葡萄畑です(半分は家庭菜園などで使用しています)。恥ずかしがりなオーナーは、とても大柄で豪快な雰囲気に見える方なのですが、ワインのことになると目をキラキラさせて話してくれます。葡萄はトスカーナの伝統品種が中心で、サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァジア ネラ、マルヴァジア ビアンカ、トレッビアーノ トスカーナなど。密植度は5200本/haで収穫量は45~60hl/ha。畑には昔から植えられていた葡萄が多いため、ローランドさんでさえ何かわからない葡萄もあるそうです。土壌は石灰分の多い粘土に丸い小石が多く混じります。畑の広さと多様性がテロワールを反映した凝縮感とオリジナリティーを産みます。環境をリスペクトし、畑とセラーは科学的なものを極力排除し自然にあることを良しとします。発酵は全て皮つきの野生酵母で行います。彼のワイン造りの哲学は「シンプルで昔ながらの方法でワインの品質を保つこと」をモットーとしています。
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