シャブリの地質を知りつくした地質学者ジャック氏が造ります。
ドメーヌ・ド・ピス・ルー / シャブリ [2023] Domaine de Pisse Loup | |
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テイスティングコメント シャブリらしい酸とキレを感じるが、果実感はふっくらとしている。 | |
商品説明 地質を知りつくしたジャック氏は大変理論的にワインを造ります。BEINES村の表土がポートランド層で数メートル下にキンメリジャン層があるため、haあたり8300本の密植を行い、表土を栄養不足状態にすることにより、キンメリジャン層まで深く根を伸ばすのを促します。仕立てはシングルグイヨで、一本の樹からの収穫を6~8房に抑えます。伝統的な製法を尊重し、スキンコンタクトは行なわず、樽熟成もしません。収穫後即搾り、果汁の状態で24時間静置し、上澄みとオリ混じりの層に分離させ、オリ混じりの果汁は全てネゴシアンに売却し、上澄のみで自社のシャブリを造ります。発酵層は全てエナメルコーティングした鉄製タンクを用います。ステンレスタンクはわずかに金属分子がワインに溶け出すため、メタリックな味に仕上がってしまうので嫌いだとのこと。アルコール発酵後、4~6月頃にマロラクティック発酵を行い、瓶熟成をへて出荷。 | |
商品No | 105633 |
カタログ商品No | 10328 |
生産者名 | ドメーヌ・ド・ピス・ルー |
味わい | 辛口 |
色 | 白 |
ブドウ品種 | シャルドネ100% |
国・産地 | フランス / ブルゴーニュ |
オーガニックカテゴリー | |
容量 | 750ml |
アルコール度数 | 12度 |
原産地呼称等 | AOC シャブリ |
土壌 | ポートランディラン |
畑の特徴 | ACシャブリの畑はポートランディラン層、南向きでプルミエクリュに近い条件。 |
生産者について 地質学者であり前当主であり、そして父でもある、ジャック・ユゴー氏が引退したのが2020年。その後長男であるロミュアルド氏が当主となりました。ロミュアルド氏は父の思想を受け継ぎ、自然農法でのワイン造りに重きを置いています。ドメーヌの畑はシャブリ地区の北西にあるベイネ村にあり、計14haの畑の表層はポートランディアンの層で、地中にはキンメリジャン層の地質が重なった粘土石灰の土壌です。葡萄の樹齢は40年以上。樽を使用しない葡萄本来の味わいを大切にするワイン造りで、できるだけ人の手を加えず自然な発酵にまかせます。また、アルコール発酵の期間を短くして、マロラクティック発酵に数ヶ月の時間をかけるというように、葡萄がワインになる自然な変化を徹底して見守る姿勢で取り組んでいます。ジャック氏同様に、ワイン生産には、加えたり抜き取ったりという手を加えず、ありのままの姿の表現をいかにうまく引き出すかということに終始一貫こだわる方法で進められています。 |