1985年創業、シャブリ地区の北西に位置するベイネ(BEINES村)に14haを所有します。オーナーはジャック・ユゴー氏。2004年より、いっさい化学物質を使用しない自然農法に取り組んでいます。また、ジャック氏はドメーヌを始める1985年まで地質学専門の学者であり、また農業高校の教師をしていました。いわばテロワールのスペシャリストです。ちなみに奥様のダニーさんも教師です。ベイネ村にプルミエクリュはありませんが、ジャックさんの畑は基本的にプルミエクリュと同基準にて収穫、密植、仕立を行っています。ピュアで素直な味わいを表現するために樽は一切使用しません。醸造中はワインの自然な発酵を促し、人の手の介入を極力減らしています。アルコール発酵は短期間に行い、マロラクティック発酵は数ヶ月かけてじっくり行います。そんな彼らの醸造哲学はワイン造りにおいては何も足さないし、何も引かないということです。ワインとは誠実で真実を語るものであるから何かを添加したり、逆に抜き取ったりすべきではない。生産者の技量を忠実に反映するものと彼は考えています。
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