アロース・コルトンとサヴィニィ・レ・ボーヌの間に位置するペルナン・ヴェルジュレスの葡萄畑は、コルトンの丘の背後に隠れるように広がっていて、殆どの畑は南~東向きの標高250~300mに位置します。
ドメーヌ・ロラン・ペール・エ・フィスはペルナン・ベルジュレス村で4代続く家族経営の生産者です。ワイン造りの哲学は「流行と一線を画し、伝統的農法によりテロワールが宿ったワインを造ること」。元々ロラン家は畑を持たず、ペルナン村で他のワイナリーのために農業労働をしていましたが、初代レイモン氏が少しずつ畑を買っていき、栽培農家となりました。1955年に息子モリス氏が自分自身でワインを造ることを決意。自家詰めを行い、個人客にワインを売り始めると口コミにより徐々に注文が増えて現在の顧客の基盤が出来ました。
1980年に入り、当代のレミ氏の代になると畑が10haにまで増え、海外にもワインを売り始めました。2003年には息子のサイモン氏が家業に参加。現在、有機認証は取得していませんが農薬や化学肥料を排除し、野生酵母で醸し、基本的に無濾過で瓶詰する伝統的な農法、製法を守り、合計12haの畑で栽培を行います。
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