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ペリシャッツ半島は、アドリア海にせり出した半島のなかでは、その面積においてイストラ半島(イストリア半島)に次いで2番目に大きい半島です。「アドリア海の真珠」といわれる世界遺産都市、ドゥブロヴニクの北にあり、中央・南部ダルマチア地方を代表するワインの産地となっています。

そのペリシャッツ半島でも葡萄の栽培において特に高く評価されているディンガッチの地で、代々葡萄栽培を営む農家が1992年に立ち上げたワイナリーがスカラムーチャです。クロアチアで、法の改正により葡萄栽培をする個人がワイン造りまで許可されるようになったことで、イヴォ氏が創業しました。現在、ワイナリーを切り盛りするメンバーは、イヴォ氏とその妻であるジャスナさんに加えて、醸造担当である息子のイゴル氏。イゴル氏の妻であるファニーさんは、広報担当。娘のイヴァナさんとその夫であるブラニミール氏は、品質管理や流通を担当、というように家族総出でワインの生産・出荷に携わっています。

ワイナリーの設立後も、イヴォ氏は石が多く傾斜がきつい斜面で少しずつ地場品種プラヴァッツ・マリの栽培面積を増やしてきた結果、現在の畑の所有面積は25haとなっています。そのほとんどが、アドリア海を望み「息を呑む美しい楽園」という言葉でイヴォ氏が表現するディンガッチとポストゥップエリアにあります。南向き斜面が多く、乾燥した石灰質土壌で、ローズマリー、ラベンダー、セージ、イモーラルなどのたくさんのハーブが自生しています。病害も少なく害虫も発生せず、化学肥料も使用していません。無灌漑でゴブレ仕立て。収穫は丁寧な手摘みで行っています。日差しが強い急な斜面での作業は、時として忍耐が必要な厳しい作業となるものですが、土地とそれを取り巻く自然を愛し、その魅力を最大限に表現するワイン造りが行われています。

クロアチアの中央・南部ダルマチア地方の地場品種であるプラヴァッツ・マリは、クロアチア黒葡萄の王ともいわれています。古くからダルマチア地方で多く栽培されていたトリビドラグとドブリチッチの交配で生まれた品種で、トリビドラグについては、地域によってはプリビドラグ、ツールイェナック・カステランスキーという呼び名もあります。また、トリビドラグは15世紀にはすでに栽培されていた記録があり、1799年に初めて文献に登場したイタリアのプリミティーヴォや、同様に1837年に初めて文献に登場したアメリカ西海岸カリフォルニアのジンファンデルのような同じDNAを持つ品種のオリジナル品種であるとされています。19世紀後半、ヨーロッパで流行したフィロキセラでトリビドラグは急激に減少。そのため、病害に強く、この地の気候に適した交配種であるプラヴァッツ・マリの栽培が広まり、ダルマチア地方の代表的な地場品種となったのです。プラヴァッツ・マリは、ドライフルーツやブラックベリー、プラムなどの成熟した芳醇な香りに黒胡椒などのスパイシーなニュアンスも感じられるのが特徴。高い糖度と豊かなタンニン、エレガントさも兼ね備え、スケール感のある味わいが魅力であることからも、クロアチア黒葡萄の王という称号に値すると評されています。

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