ヴァイングート クレッツァーはオーストリア・ウィーンの北東約 25 km、ヴァイデンバッハの広い谷底に位置しています。
畑のあるエリアはパノニアの影響を受けた海洋性気候から大陸性気候への移行気候と、アドリア海北部からの湿った気流による降水、そしてローム質土壌に影響されており、このテロワールは高品質なブドウと、さまざまな優れたワインを生み出しています。所有する畑は約 31ha。グリューナーヴェルトリーナー、ヴェルシュリースリング、ツヴァイゲルトなどオーストリアの代表的な葡萄を栽培し、白70%、赤30%の比率でワインを造っています。
現当主は4代目のフランツ・クレッツァー氏で、彼は世代を超えて受け継がれてきた知識と長年の経験によって最高の製品が生み出されると考えています。気候、土壌、植物の発達の関係を知ることは重要で、クレッツァー家族にとって、ブドウ栽培は単なる仕事ではなく、仕事、生活、趣味の組み合わせだと感じています。
高品質のワインは高品質のブドウから造られる、という信念のもと、土壌の生物学的バランスを維持し、ブドウが土壌中の栄養素を最適に吸収できるように自然農法を取り入れ、丁寧に栽培を行っています。また、収穫されたブドウは細心の注意を払ってセラーに移されます。セラーを清潔に保つために衛生管理を徹底しており、最新の設備によって醸造されます。
伝統的かつ古典的なワイン造りと現代的な加工法を組み合わせており、ワインはステンレス製の容器に保管され、ステンレスタンクで発酵。赤ワインは木樽で静かに熟成させます。まさに伝統と最新技術の融合がクレッツァーのワインを高品質で素晴らしいものに導いているのです。
現在ナチュラルワインの生産にも取り組んでおり、来年以降、花崗岩を使ったタンクやアンフォラ、木樽を使った熟成を試みる予定だそう。
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