【ヴァッハウ渓谷随一の交易都市としてワイン産業の拠点としての歴史を誇り、またブルゴーニュのボーヌと姉妹都市のクレムスタール】この歴史ある産地、クレムスタールの土壌は大きく3つに分けることができます。まずはヴァッハウに隣接するドナウ川北岸の西側の原成岩土壌からはミネラル感溢れるワインを、また北岸の東側は石灰を多く含むピュアで深いレス土壌からはトロピカルな風味に溢れる膨らみのあるワインが、そしてドナウ川の南岸、パノニア平原に向かって開かれた緩斜面では原成岩の底岩にレス、砂、小石、ロームなどさまざまな表土の組合わせがあり酸とミネラルと果実味のバランス抜群な優しい味わいのワインが作られています。
ミュラー・グロースマンはドナウ川南岸の世界遺産にも登録されている歴史的なゲットヴァイク修道院に程近い場所にあります。創業は1945年。その後、ブドウ畑でワイン作りのノウハウを学んだ娘のヘルマ・ミュラー・グロースマンが1986年にワイナリーを引き継ぎました。現在はクレムスタールに10haを所有し、娘のマーリーと共に、女性醸造家として土地の味わいを引き出すワイン作りを行っています。
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