熟成とテロワールの魅力が詰まったエントリーワインです。
モンテ・ダ・ペーニャ / モンテフィーノ・レッド [2013] Monte da Penha | |
---|---|
テイスティングコメント ふっくらした黒系の果実に黒胡椒のスパイス感、花崗岩を連想させる鉱物系の香りを中心としたミネラルが見事に融合した飲み頃赤。 | |
商品説明 1984年創業の家族経営。家長はフランシスコ フィーノさん。ワイナリーはアレンテージョ地方の最北部ポルタレグレのペーニャ山にあります。ここはポルトガルとスペインの国境を隔てるサエ マメデ山脈(Serra de são mamede)の始まりにあたり、優良な御影石(花崗岩)の産地として世界中に知ら日本にも輸出されています。 生産者名のモンテダペーニャはペーニャ山のこと。彼らの畑は標高640mのペーニャ山の中腹にあり、畑はペーニャ山の風化した花岩がゴロゴロしています。表土は岩と砂ばかりで土ではありません。つまり地質的には完全に花崗岩。火山性の土壌です。とても畑から強い地力を感じます。ブドウの大部分は1983年と2000年にそこに生えていた老木の地場品種に接木して植えられました。アメリカ産の台木ではなく地場品種の台木です。強い太陽に照りつけられた岩の熱でここではフィロキセラが死んでしまうそうです。古い樹に接木する理由は根が深く伸びているから。ここの土壌は保湿性が低く痩せているため、いきなり若い樹を植えても灌漑しないと死んでしまいます。最近植樹した自根の若木にはドリップ式の灌漑設備を設けていますがブドウがストレスを感じている時以外には使いません。これも若木の根が定着したら取り外すとのこと。ブドウはトゥーリガナショナル、アラゴネス、アリカンテブーシェ、トリンカデラがメイン。アリカンテブーシェはステムも果汁も赤い色をしているとても珍しいブドウ。独特にフローラルな香りが特徴です。発酵は全て天然酵母。除草剤は2年前に使ったきり。畑には現在 銅と硫黄しかまいていないそうですが、オーガニックには特にこだわっていないとのこと。大事なのはテロワールの一部である野生酵母での発酵とのこと。 手摘みで品種ごとに収穫した後、プレマセラシオンなしで即プレス。野生酵母の活動を妨げないように発酵前には殆どSO2を添加しません。24℃で7日間のアルコール発酵の後、さらに22日醸してからプレス。アルコール発酵と合せると一月近い長期キュヴェゾン(醸し)。 アリエ産のフレンチオーク30%、残りはステンレスタンクを用いて熟成後 ブレンドします。 飲み頃になるまで生産者の手元で瓶熟成を行い出荷します。心地よく熟成香りをまとった奥行きのある香りと味わいが凝縮したフルボディ。様々な味わいが溶けあい、心地よくまとまっています。古き良き時代の赤ワインを彷彿させるどこか懐かしい仕上がり。 | |
商品No | 104258 |
カタログ商品No | 11606 |
生産者名 | モンテ・ダ・ペーニャ |
味わい | ミディアムボディ |
色 | 赤 |
ブドウ品種 | トゥーリガナショナル%/トリンカデイラ%/アリカント・ブーシェ%/アラゴネス% |
国・産地 | ポルトガル / アレンテージョ |
オーガニックカテゴリー | 自然派 |
容量 | 750ml |
アルコール度数 | 13.5度 |
原産地呼称等 | アレンテージョ |
土壌 | 花崗岩(火山性土壌) |
畑の特徴 | 砂にもなっていない花崗岩がごろごろしている、雑草すらも生えないような痩せた土壌 |
生産者について ペーニャ山があるのはアレンテージョ地方の北部ポルタレグレ。御影石の産地としても知られているところです。そこに1984年に設立されたのがモンテ・ダ・ペーニャ。当主フランシスコ氏が家族経営でワインの生産を行っています。畑があるのはペーニャ山の標高640mのあたりで、土壌はペーニャ山の花崗岩を含み、地表は岩と砂が混ざるような完全な火山性の地質となっています。栽培されているほとんどの葡萄は、1983年と2000年に行われた老木への接ぎ木によるものです。この地で老木が残るのは、強い太陽の光に熱せられた岩でフィロキセラが発生しにくいため。保水性が低い土壌には若い樹を植え付けても根付かないため、老木への接ぎ木が行われるのです。栽培品種は、トゥーリガナショナル、アラゴネス、アリカンテブーシェ、トリンカデラなどで、なかでもアリカンテブーシェはフローラルな香りの、ステムも果汁も赤い珍しい品種です。天然酵母による自然発酵、瓶内で長期熟成されたワインが飲み頃を待って出荷されています。 |