ラ・スルスのワイナリーは2003年に設立されました。ワイナリーがあるのは、ドーラ・バルテア川沿いでアオスタの町から5km上流にあるサン・ピエール。この地域には古いお城が多いのですが、サン・ピエールにも美しい外観のサン・ピエール城があります。そのお城に近いワイナリーの地下には水源があり、ワイナリーの名前「ラ・スルス」の由来となっています。ワイナリーはこの地域に代々続いてきた農家の若者たちによって設立されましたが、現在の当主はステファノ・チェリ氏。1971年生まれの彼は、ワイナリーの仕事に就く前はピエモンテのロンブリアスコで地質調査員をしていました。2005年からワイナリーの仕事に参加し、現在はブドウの生育からワインの醸造までのすべてを管理する当主となっています。畑がある地域では、アオスタ渓谷周辺でもブドウ栽培やワイン生産が特にさかんです。国際品種と土着品種の両方でこの地域に合うものを研究した結果、現在栽培している品種は、白ブドウ品種でシャルドネ、プティ・アルヴィン、ミュラートゥルガウ、黒ブドウ品種でシラー、ガメイ、コルナリンなど。アルプスのふもとで強く丈夫なブドウが育ち、そのブドウの個性を引き立てるワイン造りに最新の設備が役立っています。仕上がるワインはミネラル豊富でクリアなのが特徴です。
2件中1件~2件を表示