ヴィノヴァリーはフランス南西地方を代表するコペラティブ(Coperative = 生産者協同組合)で、470軒にも及ぶ栽培農家から持ち寄られた葡萄を委託され醸造しています。エリアは3つのアペラシオン(ガイヤック Gaillac、フロントン Fronton、カオール Cahors)に分かれそれぞれのエリアの醸造所にてワインが造られます。ワイン名の「デーモン・ノワール」は、世界遺産に認定されている南西地方の「ヴァラントレ橋」を建設している際、倒壊したり流されたりしてなかなか完成されませんでした。それは悪魔の仕業。そこで悪魔の像を橋に飾りたてると、機嫌を好転させたのか、瞬く間に完成してしまった伝説から由来しています。
また「アンジュ・ブラン(白い天使)」については、西暦800年頃、南西地方からスペイン・ガリシアまで続く「サンティアゴ・デ・ポステーラ道」近くで殉教者聖ヤコブの墓が見つかった際、時を同じくしてソーヴィニヨン種の発見があったことから、「どちらも天使の導いた奇跡」と言われる伝説から由来しています。
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