元々は協同組合用の葡萄を作っていたギヨ一家。ステファニーさんも子供の頃は自分がワイン造りをするとは予想していなかったそう。しかし、高校時代にワイン造りの体験をしたことが後に彼女を醸造家の道へと導きます。高校卒業後はマコンにある農業専門学校で醸造について学び、ローヌやボジョレー、ブルゴーニュのドメーヌで修業を積みます。そして2005年から自分でワイン造りをスタートさせます。フルール・ド・ヴィーニュはお父さんや叔父さんからから畑を引き継いだ時につけた名前で「葡萄の花」という意味です。畑はコート・ド・フォレ地区に8haを所有しています。標高380mの場所にある南東向きの畑には樹齢60年を超えるガメイ・ドーヴェルニュが植えられています。土壌はコート・ド・フォレ地区の特徴である花崗岩と砂の土壌で、そこに玄武岩が少し混じります。年間生産量は20,000本。畑ではボルドー液ではなく、自家製のハーブを混ぜたトリートメント液を撒き、害虫を防ぎます。コンポストは枯れた枝を使用。今後、畑を完全有機化していくとのことです。