モンテ・ダ・ペーニャは1984年創業の家族経営のワイナリーです。現在のオーナーはフランシスコ氏です。醸造所はアレンテージョ地方の最北部ポルタレグレのペーニャ山にあり、優良な御影石(花崗岩)の産地として日本にも輸出されています。彼らの畑は標高640mのペーニャ山の中腹にあり、完全なる火山性土壌です。畑にはペーニャ山の風化した花崗岩がゴロゴロしており、表土は岩と砂主体です。葡萄の大部分は1983年と2000年に元々植えられていた老木の地場品種に接木されました。ここの土壌は保水性が低く痩せているため、いきなり若い樹を植えても灌漑なしでは根付かないと言われているため、根が深く伸びている老木に接ぎ木を行います。老木が残っている理由は、強い太陽に照りつけられた岩の熱でフィロキセラが極めて生息しにくい環境です。葡萄はトゥーリガナショナル種、アラゴネス種、アリカンテブーシェ種、トリンカデラ種がメインです。アリカンテブーシェ種はステムも果汁も赤い色をしているとても珍しい葡萄で、独特なフローラルな香りが特徴です。発酵は全て天然酵母で行います。ワインは瓶内で長期熟成され、飲み頃を迎えてから出荷します。
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