ドメーヌはエドモンド・コルボワ氏とイヴォンヌ夫人により20世紀の初めにシトリーに作られ、現在では3代目にあたるミシェル・コルボワ氏が当主となりワイン造りを行っています。ミシェル氏が1970年にドメーヌで働き始めたころは、2ヘクタールのみの畑でしたが、現在では、ACブルゴーニュ・シトリーに(約8.70ha)、ACブルゴーニュ・アリゴテに(約4.60ha)、シャブリに(約5.60ha)、シャブリ1erCruに(1.10ha)と合計20haの畑を保有しています。シトリーはシャブリの南西10kmにある生産地。総ヘクタール数は100haほどで、日本ではあまり知られていないエリアですが、1993年に”Bourgogne Chitry”がAOCとして認められました。
ジュラ紀の石灰質を多く含む粘土石灰質土壌は、ミネラル分を豊富に含み、豊かな果実感のあるシャルドネ種や、フルーティーで心地よいワインに仕上がるピノノワール種が栽培されています。ミシェル・コルボワでは自然環境に配慮し、必要最低限のトリートメントを行う減農薬農法により葡萄の栽培をおこなっています。