プティト家は18世紀まで家系を遡ることができ、何世代にもわたり、コルゴロアン村に続く由緒あるファミリーです。ワインはコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(5ha)を中心にラドワ、サヴィニー・レ・ボーヌ、ニュイ・サン・ジョルジュなどに合計8.5haを所有します。2000年代に入り、より自然な農法へのアプローチを行っており、除草剤、化学肥料は一切使用せず畑へのトリートメントも最小限に抑えます。オーナーのエルヴェ氏は「世界中のブルゴーニュラヴァーに自分のワインを楽しんでもらいたい」と語り、それぞれのテロワールのもつ特徴を最大限に尊重すべく葡萄作り、醸造に取り組んでいます。奥さんのナタリー氏はアルザスのミュールーズ生まれ。ストラスブール大学にて有機栽培の勉強をし、その後ディジョン大学にてエノログの資格を取得しました。卒業後、カリフォルニアのソノマバレー(Ferrari Carano)にて7ヶ月間に渡る長期の研修を経て再びブルゴーニュへ戻ります。モレ・サン・ドニにてネゴシアンでの経験を積み、1994年にエルヴェ氏と出会い、1997年に結婚しました。現在では醸造の一翼を担っています。