ワイナリー当主は、ジョルジュ・カザドス氏(Georges Casadesus)。総栽培面積115haを所有しており、その内15haはテラス状と呼ばれる渓谷の斜面に沿って造られた段々畑です。
城塞都市カルカッソンヌの北東部、人口2400人のコンク=シュル=オルビエル(Conques sur Orbiel)村に位置するワイナリー。12世紀頃、修道僧達が宿泊していた施設が多い町としても知られ、今でも歴史情緒あふれる魅力的なエリアです。北部に拡がるモンターニュ・ノワール(『黒い山』の意)はオー・ラングドック地方自然公園の一部でもあり、山脈の合間の渓谷が多くみられ、ガリーグと呼ばれる野生ハーブ群が多く自生しており、葡萄畑が点在しています。またこのエリアは痩せた大地ながらも、ラングドックワインの銘醸地としても知られています。
ACカバルデスとは国際品種(カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン等)を40%以上、シラーやグルナッシュ等土地の品種を40%以上含めなければならない規定があります。収穫された各葡萄は選果台で丁寧に仕分けられ、プレスの後、セパージュごとに25日から30日間の醸しながら発酵されます。セメントタンクにて寝かせ全セパージュのアルコール発酵が終わるのを待ちます。
発酵終了後、全てのセパージュはアサンブラージュされ、16ヶ月から18ヶ月間セメントタンクまたはステンレスタンクにて熟成されます。