1600年設立。代々に渡りランブルスコのみを生産する歴史あるファミリーワイナリーです。美食と芸術の街「ボローニャ」から西に30km程の街「モデナ」に位置し、葡萄畑に囲まれ、普段の食生活に欠かせないランブルスコ造りを先祖伝来の土地で情熱を持って作り続けています。年間生産本数は100万本。ボローニャの郷土料理のひとつは豚ロース肉とモルタデッラをミンチにしてリング状のパスタに詰め込む「トルテッリーニ」。日曜日のミサの後やクリスマスには家族が集まってトルテッリーニを雄鶏と雄牛のスープで頂く「トルテッリーニ・イン・ブロード」が定番メニューで、その際、ランブルスコが欠かせません。日常は、パルミッジャーノ・レッジャーノにランブルスコを原料にしたバルサミコ酢をかけて、アペリティフとして出し、軽めのランブルスコを飲みます。トルテッリーニはややしっかりとしたタイプのランブルスコを合せ、食後は甘口のランブルスコで締めます。このように、エミリアロマーニャでは食前・食事中もその後も、常にランブルスコが登場します。この生産者のランブルスコはランブルスコ・グラスパロッサ種を用いた辛口でコクのあるタイプとなります。